是枝裕和監督作品の「真実」、観てきました。
この作品、カトリーヌ・ドヌーヴさん主演のフランスを舞台にした、キャストがほぼフランス人の作品。(イーサン・ホークさん以外は全員フランス人キャスト?!)
是枝監督の作品ということで観てきたのですが、軽やかな小品といった感じの映画でした。
作品のテーマは、タイトルそのものの、“真実”。
カトリーヌ・ドヌーヴさん演じる国民的女優ファビエンヌが自伝「真実」を出版したことで、娘夫婦や元旦那などがファビエンヌの屋敷に集まってきて・・・という内容。
女優の世界を垣間見れた感じがしたりしたのが良かったし、周りの人間模様が微笑ましかったり、母と娘の”真実”が徐々に明らかになってきたり・・・と、淡々とした作風の作品でしたが、観てよかったと思える作品でした。
劇中劇の「母の記憶に」が、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界幻想文学大賞を受賞した、実在するSF小説というのも贅沢!
PS.パンフレット、映画評などと併せて、是枝監督おすすめのフランスのレストラン紹介や、劇中料理のレシピなども掲載せれていて、ページの厚さはそんなにないけれど、充実の内容だと思います!